Guitar野郎の日記

U2が好きなギター弾きの日記

RFX-2200

今回のEffect Noteはギターのエフェクターではなく
バンドではVocalやChorusで使っているエフェクターについてのメモ

U2の音楽みたいに全体で広がりを持たせるような音色には
VocalやChorusもエコーチェンバーを使った方が良いよ

かれこれ5年くらい前にヨウイチさんがバンドに加わった頃から言われていた。

そんな中で、どういうものなら良いのだろうか?とある友人に相談をしてみて勧められたのがZOOMRFX-2200
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はっきり言って、当時は機材についてそこまでの知識がなかったので
言われるがままにトシちゃんが購入。そして僕もチャーリーが中古で見つけてくれたものを購入した。

買ったは良いが、今日まで「使いこなしている」という実感は全くなかった。
一応、先日の川崎でのLIVEでも使ってはいるんだけどね^^;

大して使い方をわかっていないので、いつもは大抵、変にエフェクトを掛け過ぎちゃって
ハウリングを起こしてしまって、結局使わずにいる・・・
みたいな感じだった。

一度「じっくりセッティングを練ってみようぜ」とスタジオでやってみたこともあったけれども
皆スタジオに集まると、デカイ音を出せるのが嬉しかったり
スタジオでは「バンドの全体練習」という色が強いので、
肝心の「じっくりセッティングを練る」という目的が出来ずにズルズルと5年も過ごしてきた。


自分はU2の曲のギターを担当しているということもあって
あの音色を再現させようとすると、エフェクトのセッティングを作るのに凄く時間が掛かっていて
ここにきてようやく「あぁ、こうすれば良いんだ♪」というコツを掴めてきたような感がある。
また今年に入ってから、まりっぺのBassのエフェクターのセッティングを一緒に考えてみたりしていく中で
ようやく、頭の中と実際の動きとのギャップがだいぶ小さくなってきたのかなという実感が沸いてきた。


それで、前々から悩みどころだったVocalとChrousのセッティングについて
ようやくじっくりと考えられるようになってきた。

きっかけは、先日のLIVEの前の週だったかのスタジオでのリハのこと
あの日、VocalとChorusがとても聞き取りやすくて、Chorusをとる僕としても
自分の声が聞きとれていたので、音程を外すことが少なかった。
それまでは、自分の声が聞こえないから大きな声を出そうとして喉がガラガラになる・・・
というパターンを繰り返していたのだけれども、あの日は違っていた。
振り返ってみると、あの日はミキサーのReverbを使っただけでエフェクターは使わなかったけれども
セッティングはいつもよりも時間を掛けて、慎重に行った。
きっとそれが良かったんだろうかと思っている。

「セッティングさえしっかり出来ていれば、それなりに良いものになるはず」
自分の中で、そういうヒントが生まれた。
逆をいえば、今まではセッティングがしっかり出来ていないからダメだった」ということが言える。
セッティングがしっかり出来ていないのに「このエフェクターは使えない」だとか
機材のせいにしてしまっている部分があったのは否めない。

自分がそいつを使いこなせていないだけなのに・・・。

それに気がついてからは「何か良いセッティングというものは、必ずあるはずだ」と思って
もう一度、取扱説明書を最初から読み直した。
取扱説明書を読みながら、色々と弄くり回していると見えてくるものがあった。


まずは、最初から設定されているパッチについて確認をする。
そうするとパッチNoの「06」が「ボーカルに適したディレイ→リバーブ」と書いてある。
そいつは「DLY+REV」というエフェクトを使っているとある。
つまりは、そこを良い案配になるように調整すれば良い。
ということになる。
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そうするには「BANK」ボタンを押して、今はREVERBのところにLEDが付いているものをDelayのランプがつくようにすれば良い。

次にEFFECT TYPEと書かれたセレクトスイッチを左に回して「DLY+REV」に合わせる
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この写真でいうと、左側の「7 ENSEMBLE」と白い文字で書かれた横に
青い文字で「DLY+REV」とあるので、そこに合わせる。

次に、ReverbとDelayの掛かり具合を調整する。
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EDIT1・・・リバーブ音のミックス量を設定する。右に回せばリバーブが深くなる感じ
EDIT2・・・REVERB TIME 残響の長さを設定する。
EDIT3・・・Delay TIME ディレイタイムを10ms単位で設定出来る(75:743ms)
EDIT4・・・Delay Feedback ディレイのフィードバック量を調整する

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最後に本体左側にあるMIXのボリュームでDelayの強弱を調整する。
これを右に回しすぎると、跳ね返りの声の方が大きくなってしまう。
数値で言えば「5」もあれば十分。という感じ。

そこで調整をして、良ければ「STORE」ボタンをおして保存したいパッチ番号に保存をする。
電源を消して再度使いたい時でも、それまでの調整したものは残っていて
INPUTとOUTPUTで音量を調整すれば、すぐに使える♪

といった具合だった。

そんな感じで色々と試してみて録音をしてみたのがこちら
http://voon.jp/modpub/swf/voice_player01.swf?1294159421&id=ool26veu6r6co2e0&c=4&t=1
自分の声はチョッチコッパズカシイね^^;

BYPASSボタンを押すとエフェクトがオフになって原音の状態になる。
BYPASSはフットスイッチでもオン/オフを切り替えられるから
普段はミキサー側である程度REVERBを掛けた状態にして、効果的に広がりを欲しい時だけ
エフェクトをオンにするという使い方も出来るはず。

これがフットスイッチでパッチを切り替えられる機能があれば、尚更良いんだけどもね♪


自分の中の結論。
電子楽器は色々と弄くり倒さないと、機材が元々持っているポテンシャルを引き出せません。
なかなか良い勉強になりました(^^ゞ