Guitar野郎の日記

U2が好きなギター弾きの日記

口は凄く悪いけど・・・

今日は仕事でお出掛け。

本当なら忙しい時期ではあるのだけれども
お客さんから「ミヤギさんじゃないと駄目だ」と指名をされたわけで・・・

その指名をした人、シイナさんは僕が社会人になった時からのお付き合い。
当時、上司に連れられて行ったお客さんとの間の商社の担当者がシイナさんで
最初に言われたのが「おっ、ニューフェイスか?」
ナンだこの親父は?と思ったのが最初である。

後々、仕事でお付き合いが何度かあると、何となくどんな人か見えてくる。

一言で言えば「口は凄く悪いけど、実は凄く良い人」

お客さんの手前、どうしても我々メーカーの人間を呼ばないといけなかったりすることがあって
「シイナさん、これ問題ないですよ」なんて言うと
「わ~かってるよ!オレの立場もわかんだろ~?」と茨城訛りで返してくる。
そう言われると「わかりますよ」と僕も返す。
それで全てはOK


そのシイナさんが今年一杯で定年で退職されるそう。
最後に大きな引き合いを持ってきたから、一緒に打ち合わせに来てくれと。
まぁ僕は営業ではないので、新規の打ち合わせの席にはなかなか行くことがないのだけれども
「営業は来ても機械わかんねーからよ、ミヤギさんが来てくれれば良いんだぁ」とのこと
「でもシイナさん、それはうちの営業を通してもらわないと僕も困っちゃうんですよねぇ^_^;」と返すと
「ダイジョブだぁ、もう○○さんには話してっからよ~」
それが通っちゃうんだから・・・。


去年の年末だったかな?
「シイナさん、来年、定年迎えたら辞めるんだって」という話を、営業の人から聞いて驚いた。
まだ見た目は若いし、よく動く人だし

今日、久しぶりにお会いして「シイナさん、何、今月で終わりなんですか?」なんて聞くと
「そうだ~」と返事
「ナンだカンダいって、年明けにうちの職場に居たりして」なんて冗談をふる
シイナさんのご自宅は、実は僕と同じ市にあって会社から近い。
「この間よ~、お宅の営業の○○さんと飲んでよ『いや~お宅の会社の工場でよ~』って話したんだよ」
「マジすか?^_^;」
「ウソだよ~」
「仕事辞めたらどうされるんですか?」と聞けば
「まぁのんびりしてよ、母ちゃんと旅行に行くべかな」

「シイナさんが辞めちゃうと、寂しくなっちゃいますねぇ」なんて話すと
「まぁ『出会いがあれば、別れもある』って言うからよ」なんていつもの調子
「なに小林旭みたいな言い回しをしてるんですか?^^;」

最後まで「口は悪いんだけど、実は凄く良い人」っぷり全開という感じだった。


何で今日は営業ではなく、僕に来させたか
自分の後釜の担当者を連れてきて、僕に紹介をしておきたかったようだ。
営業さんは以前から後釜の担当者とは面識があるし
あとは、技術の担当者である僕を知っておけば、後釜の担当者も安心だろうし
僕の方も安心だろう、という狙いがあったんだろうなぁと
これまでのシイナさんとのお付き合いの中で思えてくるのだ。

最後まで、なかなかニクイおっちゃんでした。
本当、お世話になりましたm(__)m