Guitar野郎の日記

U2が好きなギター弾きの日記

With you

人と人の縁というものは、実に不思議なものである。
最近、よくそう思う。

学生の頃「将来、好きな人が出来て、その人と幸せな生活を送ることが出来れば良いな」
漠然とそんなことを考えていたけども、それは所詮、子供が夢に見ているような
凄く「非現実的」なことだった。


知り合ったきっかけは、クラブイベントだった。
その場にいたほとんどの人がクラブイベント自体が初めてだった。
僕はそこでギターを弾くことになっていた。
準備が終わり、何となく近くにいた人と話をした。
「どちらから来られたんですか?」
最初は、そんな感じだった。
その人の口から出た地名は、僕にとって縁のある地名だった。

その人がバンドと深く係わるようになり「バンドの皆にお土産を贈りたい」と言ってきた。
焼酎を予想していたようだが、僕がリクエストしたのは違う名産品。
生物だからという理由で、直接、贈ってもらうことになり
そこから、色々と直接やりとりをするようになった。

僕はその人が住む土地の人達が、温かい人達であることを
学生時代にその土地で一人暮らしをしているので、知っていた。
だから、やりとりをするうちに自然と心を開放していっていたんだと思う。

「もし良かったら、U2のLIVEを一緒に見ませんか?」

そんな内容のメールが届いた時に、この人と付き合うのかもしれないと思った。


2006年12月3日
そこにたどり着くまでの葛藤を、一番知っていてくれたのは彼女でした。
あの日、バンドの演奏が終わり、とにかく一人でボーッとしていたいところに
気が付けば、僕を探し出し隣に居てくれたのが彼女でした。

そこから始まり、もうすぐ二年の月日が過ぎようとしています。
人と人の信頼関係は、どこかで相手を信じられなくなったところから崩れてしまい
終わりを迎えてしまうことが多いかと思います。
離れていれば離れているほど、そういうすれ違いが起きやすいかと思われます。
僕は過去に、そんな経験をしています。
だから、そういう思いを相手にはさせないように
相手を思いやることが出来てきたんだと、僕は思っています。

離れていても、相手に対して不思議と不安に思ったことがなく
また、同じU2ファンとか、ギターを弾く自分とかではなく
一人の男として、一人の人間として、僕のことを大事に思ってくれている彼女。

これが「縁」というものなのかなぁ?なんて思うようになってきて。



明日、昼の飛行機で両親を連れて
僕の両親の故郷でもあり、彼女が暮らす街へ向かいます。
明後日に結納を交わし、12月に彼女が生まれ育った街の神社で
ささやかな結婚式を挙げる予定です。

今まで自分の人生を過ごしてきた街から
僕が住む街へとやってくる彼女のことを思えば
それが一番良いんじゃないかと思う。


人と人の縁というものは、ホントに不思議なものですね。
最近、本当にそう思います。


P.S.
婚約指輪として贈ったものの内側に「With you」という刻印を打ちました。
君と一緒に・・・。