今年の秋は、何か新しいことに挑戦したい。
まぁ、秋に限らずかもしれませんが
何か始めたいなと思っていた中で、今までちょっとやっては中途半端になって、その後放置・・・
となっていることがある。
それは所謂「宅録」というやつ。
僕の場合「配信すること」が目的ではありませんが。
10代の頃、一緒に音楽をプレイ出来る仲間に巡り合えなかったので
色々なアーティストの曲を聞いては、それぞれのパートを頭の中で分解していって
自分もその中の一つになって音楽を組み立てていくという、そんな妄想をすることが凄く好きでした。
まるで、自分が好きなバンドの一員になったみたいに。
そういうことをやっていくと、例えばVocal、Guitar、Bass、Drumという4ピースのバンドでも
実際にアルバムにレコーディングされた音源を聞き込むと、ギターパートが2つくらいに別れていることがわかってくる。
そういうのを、LIVEではどうやって再現させているんだろう?
なんてことを思っては、LIVEアルバムを手に入れて「LIVEではこうやっているんだなぁ」とか
そうやって、色々と自分の感覚というものを掴んでいったように思う。
片や、レコーディングの時って、どうやって同じギターパートを重ね録りしているんだろうか?
そんな疑問が出てきて、そんな頃に見たバディ・ホリーの映画の中で重ね録りをしているシーンがあった。
再生した音源に合わせてギターを弾いて、それを録音して・・・。
こうやって、多重録音の原理みたいなものを知ることが出来た。
そうすると今度は「オレのギターは、オレの声はこんなに拙いものなのか・・・」と次の課題が見えてきて
それでまたギターの練習をして・・・。それの繰り返しだった。
社会人になって、少しは自由にお金が使えるようになり
色々なギターを手に入れていったけれども、やっぱりどこかで「多重録音」への憧れみたいなものはあって
カセット式だから、音を重ねていけばいくほど、どんどん音は劣化していく
もう少し、良い音で録音出来ないかな?なんて思って次に手に入れたのがハードディスクのMTR
何回か使用しているものの、コイツを使いこなしたという実感は全くと言っていいほどない
もっと簡単に良い音で音を重ねられないもんだろうか・・・。
そうこう思っているうちに、段々と面倒くさくなってしまって
「バンドを始めちゃえば良いんだ♪」と違った方向を見てみたら、あれよあれよといううちにメンバーが集まり
気が付いたら5年もバンド活動をしているわけです。
自分以外の誰かと、音を合わせることの楽しさを味わう一方で
自分の音を多重録音してみたいと改めて思うようになってきて、知っている方に相談してみたところ
「オーディオインターフェイスがあれば、PC上で色々出来るよ」と教えてもらい
安いオーディオインターフェイスを購入しました