Guitar野郎の日記

U2が好きなギター弾きの日記

Classical

昨日、伯父伯母達が家に遊びに来た時に、ギターを置いてある部屋を見て
「うわぁ、凄いねぇ」と驚いているような、あきれているような反応をしていました。
それを見たうちのお袋が「せっかくだから、1曲弾いてあげれば良いのに」なんて言い出した。
 
「いやいやいや」と、かわしたけれども、何を弾けというのでしょうかね
お袋は結構無茶ぶりをすることが多く、息子としてはタジタジ
 
いつだったかなぁ
バンドのLIVEが決まった時に「お母さんも見に行こうかな」なんてことを言ったことがあって
その時も「いやいやいや」と、かわしたことがあった。
マリちゃんなんかには「LIVEにお母さんとか、お兄ちゃんも呼びなさいよ」なんて言うのに
自分がそれじゃ、ちょっと説得力が無いな
 


昨日の出来事や親の反応を振り返ってみて、ふと子供の頃のことを思い出した。
 
ずいぶん前に書いたことがあるけれども、僕がギターを始めたのは小学校にあがる前のことで
3歳年上の兄貴がクラシックギターを習っていて、その影響で僕も習い始めたのがきっかけだった。
単純に「お兄ちゃんと一緒」ということにあこがれていただけだったと思う。
 
兄貴がクラシックギターを習い始めたきっかけというのは、うちの親父が若い頃にクラシックギターを習っていて
その影響というか、習わされたというか、そんな感じだったんだと思う。
 
最初は一つ一つ覚えていくことが楽しかったけれども、そこは子供
段々と練習することに飽きてきていた。
毎日夕食前に30分の練習が日課だったのだが、気持ちが入らない日はすぐに止めてしまう。
食事の準備をしながら息子のギターを聞くのが楽しみだったお袋は
「嫌だったら、いつでも辞めても良いのよ!」と強い口調で言っていた。
そう言われると何だかやっぱり悔しいし、もしかしたら晩飯が抜きになっちゃうんじゃないか?なんてことを考えては
嫌々「30分やれば良いんでしょ」という感じで練習をすることが多かった。
 


自分から「始めたい」と言った割には「やらされている感」が強かったのは、何だったんだろうかね
今思うと、笑ってしまう。やっぱり子供だったんだなぁと
 


元々の音楽好きは、お袋の影響が大きいように思う。
 
歌を歌うのが好きな人で、僕が子供の頃は近所のママさんコーラスに入っていて
町の音楽祭なんかで歌っているのを見たことがある。
中学生の頃に、全校生徒の前で独唱をする機会があった聞いたことがある。
 
僕も中学生の時に、全校生徒の前でクラシックギターを弾いたことがある。
一年生の時の音楽の夏休みの宿題が
「一人でも、何人でも良い、どんな楽器でも良いから夏休み明け最初の授業で、発表すること」
というような内容だった。
まぁ、クラシックギターを習っていたので「そのまんまで良いや」というノリで
その夏にあったギター教室の発表会でも演奏した「モーツアルトの『魔笛』」を演奏した。
 
そしたら、その時の演奏が自分でも驚くくらい上出来で
未だあの時の演奏を超える演奏を出来たという感覚を得ることがないくらい・・・。
 
その時の演奏が好評で、今度は学年の発表会でクラス代表になり、学年代表となり
全校生徒の前でクラシックギターを弾くまでになった。
当時の全校生徒は800人以上。
今思うと、本当によくやったよなと思う
 
ただ、その時演奏した曲は「禁じられた遊び
思春期のガキんちょが多かったのか、タイトルを聞いて笑うヤカラがいたのは覚えている
しかし、今でも「禁じられた遊び」だけは、あの当時と同じように弾くことが出来る。
 


クラシックギターは高校を卒業して、浪人時代の夏まで続けた。
 
やっぱり「やらされている感」が残っていて
自分の中から湧き出てくる気持ち≒ロックンロールにどんどん魅せられていて
ギターが自分の中で「一つのアイテム」になっていくのを、何となく感じていたように思う。