36

今から18年前の夏。
当時、高校三年生だった自分。

3年間続けてきた部活を引退して、急に目標を見失ってしまったところに
当時、好きだった女子に振られてしまい「もうこの世も終わりだ」くらいの勢いだった自分^^;

あの時まで自分が生きてきた時間の倍の時間を過ごしてきたことになる。
あの時の自分が、今の自分のことを想像できたかな？（遠い目）
ふとそんなことを思う今日この頃です。

そうやって考えれば、今の自分は上出来も良いところ。
でもそれは当たり前のことなんかではなく、色々な人や物事に支えられているからこそ
特に今年は子供が生まれたということもあり、そういう気持ちが強い。

あの時「自分はなんて空っぽの人間なんだろう」と自覚出来たのは
その後の自分を形成するにあたっては、本当に良かったことなんだろうなと
今、改めてそう思うことが出来る。
そこで違う考え方が芽生えていたら、全く違う人生を歩んでいただろうし。

自分は、そう大して中身のある人間だとは思っていない。
だけど、いっちょ前に子を持つ親となった。

今までは「どうやったら自分が納得出来るか？」みたいな、常に「自分のこと」を思うことが多かったけれども
これからは少し違う面も出てくるような気がする。

「こういう父親だったら、息子は誇りに思ってくれるかな？」みたいな考え方でも良いと思う。
息子に伝えたいことは、きっと数え上げたらキリがないくらいある。

今、一つ挙げるとしたら
「今を一生懸命過ごして、楽しみなさい」ということ。
今を楽しめていれば、自然と未来も見えてくる。
そこでまた疑問に思うことが出てきて、また未来が見えてくる。
「何でこうなるんだろう？」と疑問に思って、自分で調べたり人から教わったりしていくことは
良いことなんだよ。

将来、息子がどういう道に進むにしても、そういうところはしっかりと教えてあげたい。

な～んて、ずいぶんと偉そうなこと書いているけれども
「同じ干支」とか「同じ血液型」とか「息子と一緒」ということが
こんなにも自慢したくなっちゃうものなんだなぁと感じている日々。

あぁ、また一つ、年を取っちゃった。
でも、それはそれで悪くはないよね(^_-)
そう思えるってありがたい。