イアーピース

仕事帰りに久しぶりに本屋で音楽雑誌を立ち読みした。

雑誌の中でロン・ウッドがこう言っていた。

最近のロッド・スチュアートはアンプもステージの下に隠してあって、全員イアーピースつけててさ
俺はたまらずロッドに言ったよ、「これってロックンロールじゃねぇだろ」ってね
ストーンズでもキースと俺がイアーピースに承諾した最後の人間だったからね

ちょうど一ヶ月前に友人から頂いた音源のことを思い出した。
その音源には、AメロからBメロに変わるところとか、変調する度にスタッフのカウントが入っている。
正直「え？？？」って感じで
その時に思ったのが「これってロックンロールじゃねーな･･･」って
彼らのように、スタジアム規模の大きな会場でLIVEをやることが増えてくると
仕方のないことといえば、仕方のないことかもしれないけど･･･

わざわざ、そこまでしないと大きな会場でLIVEが出来ないのならば
小規模でも良いから、メンバー同士で「せーの！」とアイコンタクトを送り合うような
そんな「ロックンロール」をぶちかましてほしいよなぁ～
そっちの方が「ロックンロール」の本来の姿なんじゃないかなぁ？
って、考え方の硬い僕なんかは、正直、そんな風に思ってしまった･･･。

音のズレを補正する程度にイアーピースをすること自体は
今の時代なら普通のことだろうから、何とも思わないんだけど
わざわざ変調する度にカウントを入れるくらいならば、いっそのことイアーピースなんて外してほしい。
そんなので「ロックンロール、サイコー」なんて語ってほしくはない。

「トオル、ハイ、1、2、3、4」って･･･
「カンベンしてよ！俺の間で弾かせてくれよ！」って、僕なんかは思ってしまう。

ストーンズがスタジアム規模でLIVEをやっても、キースは絶対にイアーピースをしていない。
よっぽどそっちの方が「ロックンロール」だと、僕は思うんだよね^^;