Guitar野郎の日記

U2が好きなギター弾きの日記

風景と音楽

何からどう書けば良いだろうか・・・

ここ1ケ月くらい、漠然とだけれどもずっと考えていたことがあった。

自分はどんな風にギターを弾きたいのか?

そんなことを考えるようになったのは
自分の環境もあれば、季節的なこと等、色々なタイミングが重なっていることもあると思う。

ただはっきりしていることは
今、ここでしっかりと自分と向き合っておくことが
先々のことを考えた時に、とても大事なことだということ。
それだけは、自分の中ではっきりとしている。

というのも、10代の終わり頃にもそんなことを考えたことがあったからだ。

小学生になる少し前から、クラシックギターを習い始めて
今まで、ずっと自分の傍にはギターがある生活を送ってきている。
「ギターは自分の人生の一部」と言っても、おかしくはないと思うけれども
実際に上手いか下手かと言えば、明らかに後者だろう。

上手くなりたいのか?

ん~・・・。
特別そう思っているわけではないけれども
ただ、気持ちの良いギターを弾きたい。
そうするためには、何をどうしたら良いのだろうか。

この間、移動中に偶然聞いていたFMラジオから
昔、まだクラシックギターを習っていた頃に弾いていた曲が流れてきて
「こんな難しいのを、よく弾けていたよなぁ」なんて思ったりした。
他にも色々な音楽を聴く中で「自分はどんな風にギターを弾きたいのか?」という問いは
「自分は音楽をどんなイメージで聞きたいんだろう?」と少し変化をしていった。
そして昔、よく聞いていた音楽を意識して聞いてみたり
その頃のことを思い出したりしていた。


子供の頃、実家には親父が買った大きなステレオがあって
土曜の夜とか、映画音楽のレコードをかけてよく聞いていたことがあった。
子ども心に「エデンの東」のテーマ曲を聴きながら、何となくどこかの風景を思い浮かべることがあったのを覚えている。
そこから映画音楽へのあこがれをずっと抱いている。

風景と言えば、新婚旅行でアイルランドに行ったときのこと
ダブリンからゴルウェイに移動するバスの中から見た、どこまでも拡がる空と
その時に聞いていたU2の曲がとてもマッチして、感動したことも覚えている。

僕が何故U2を好きになったのかといえば
「With Or Without You」を初めて耳にしたときに、何か風景を思い浮かべることが出来て
そこに音楽の素晴らしさを、自分なりに感じたからだったことも覚えている。
何故U2の曲を弾いてみたいかと思ったのも
あの時感じたどこかの風景を、ギターを弾きながら思い浮かべてみたい
僕がU2の曲を弾きたいと思う理由は、そこなんだろうなぁ

そんなことを考えていた中で、自分の中でキーワードが浮かんできた。

風景と音楽

どんな風にギターを弾きたいのか?
どんなイメージでギターを弾きたいのか?
自分が心を奪われた曲を聴いた時に、何を思い浮かべていたのか?

何かしらの風景をイメージしていたように思ったのだ。

そういう答えを導き出せた時に、思い浮かんだのが10代の終わりから20代前半の頃のこと
あの頃、よく聴いていたアーティストの中にStingがいた。
所謂「Rock」のそれとは趣向が少し違う感じで、彼の音楽の中に
風景だったり、映画の世界観みたいな、深みのあるものを感じる自分がいて
「いつか自分が40歳を迎える頃に、こんな音楽が出来たら良いな」なんてことを
漠然と思ったことがあった。


今、僕は「アラフォー」と言われる年代に入ってきた。
自分がどんな風にギターを弾きたいか?ということを考えた時に
子供の頃の映画音楽への憧れや
二十歳前後の頃の漠然と思った音楽への憧れや
新婚旅行で見た風景への憧れ・・・。
そういったものがリンクしてきた。

せっかく手に入れた一眼レフのカメラもあるし
それで写真を撮りながら、その風景を見ながら曲を作って記録してみようかな。

春という何かを始めるにはぴったりなタイミングも、キッカケになっている。