Guitar野郎の日記

U2が好きなギター弾きの日記

クラシックギター音源(アストゥーリアス)

先週のこと。
実家に行った時に親父が「これ、お前のだろ?」と
カセットテープが40~50本ほど入っている箱を持ってきた。

それって何だっけ?

そう思いながら、色々と見てみると
高校生の頃に、レンタルCDからカセットテープに落として聞いていた音楽の数々・・・
こんなの聞いていたんだなぁ
なんてノスタルジーに浸っていたところ、明らかに手作り感の漂うテープが4本

よく見ると僕の名前がシールで貼ってある。
その中の1本は「平成6年7月27日 柏市民文化会館小ホール」と書いてある。

昔習っていたクラシックギターの発表会の音源だ。

なんかテープをもらっていたことは覚えていたんだけれども
それがどこにあるのか、行方知れずとなっていた。

平成6年というと、ちょうど20年前
自分の年齢から遡ると、ちょうどクラシックギターの教室を辞めた年だ。
ということは、他の3本のテープはそれ以前のもので
ということは、僕が高校生か中学生の頃のものと思われる。

ここにあったんだぁ

そう思いながら自宅に持ち帰り聞いてみようかと思ったけれども
残念ながら、カセットテープを聞くための機材がない。
ネットとか見ていると、カセットテープをMP3に変換するものがあるらしいんだけれども
今ひとつ、評判がよろしくない。

実家にラジカセってなかったかな?

昼に実家に行って親父に聞いてみたところ、あるとのこと

早速、持って帰ってきてカセットテープを流してみた。
そして、R09でその音源を拾ってPCでも聞くことが出来るようにしてみた。

その中の一つがこちら→アストゥーリアス

7分を超すもので、たしか発表会の時は譜面は見ずに弾いていた記憶があるんだけど
今、これを弾けと言われても「ムリ」と即答する以外
僕には選択肢がない。

これらのテープが見つかった時に、色々と記憶が蘇ってきたのだが
一番印象に残っているのは、ギター教室の発表会ではなくて
中学の時に、音楽の授業で夏休みの宿題で
何でも良いから、一人でも何人かでも
夏休み明け最初の授業で、演奏なり合唱なりの発表会をするというのがあって
僕は迷わずギターを弾くことを選んだのだが
中学1年生で、ギターを習っているというのもなかなか周りにはいなくて
珍しい存在だったのかなぁとも思うわけで。

その時、音楽教室で演奏したモーツアルトの「魔笛」は
自分のギター人生の中で、未だにあれ以上の演奏を出来たということがないくらい
本当にパーフェクトだった。

形態は違えど、未だにあの時の何かが降りてきたかのような感覚でギターを弾きたい
そういうのが自分の中にあるから、ずっと弾き続けているようなところもある。

その時の演奏が功を奏したかはわからないけれども
その後に、学年で各クラス1組ずつ、学年集会で演奏をする機会があって
僕のクラスは僕が選ばれた。
またそれが功を奏したかどうかはわからないけれども
その後に、全校生徒の前で弾く機会を与えてもらった。
当時、たしか800人近くいたと思うんだけれども
演奏がどうだったというよりは、ビビりまくっていたという記憶だけは残っている。

その後、年齢的にどんどん「自分に目覚め」ていき
クラシックギターから少しずつ距離を置くようになり
その代わりにポピュラーなギターに興味を持つようになっていった。

そして、今の自分がいる。

しかし、こうして「昔の自分に再会」をしてみると
クラシックギターを極めていくのも、ひとつのやり方だったのかなぁ・・・
そんな想いになったりもする。

何はともあれ
いつもギターが傍にいてくれたからこその自分がいる。

それに変わりはない。