Guitar野郎の日記

U2が好きなギター弾きの日記

ありがとう

1週間前の土曜日、義母が旅立った

体調面で心配なところもあり、数年前からグループホームに入っていたんだけど。

 

今年の春に、嫁さんが

「今年帰らなかったら後悔する気がする」

そう言うので、タイミング的には第5波の真っ只中に帰省させた。

今になってみれば、この時に帰省させて良かったなと思う。

 

それから1ヶ月くらい経って、倒れてしまい

まぁそれ自体は大丈夫だったんだけど

食事を取れなくなり、徐々に…

 

11月の頭に、ずっと家に帰りたがっていた義母の願いを家族で叶えさせてあげようと帰省した。

その時の感じだと年越せるんじゃないかと思って

今年は嫁さんの地元で年末年始を過ごそうと思った。

 

11月下旬、息子の学校が振替休日で3連休があったので

嫁さんと息子が帰省した。

その時に主治医の先生から「あと4〜5日」ということだった。

その連絡があったのは、バンドメンバーと会う5分くらい前だった。

 

当初は学校があるからと嫁さんと息子は戻ってくる予定だったんだけど

主治医の先生が息子の気持ちはどうなんだろう?と言ってくれて

そのまま滞在を延ばすことになった。

 

自分は自分で、毎日どんな状況なのか?ソワソワしながら過ごした。

 

「帰って来れるなら帰ってきてほしい」という連絡があったのは

亡くなる2日前の朝のことだった。

すぐに帰宅して、午後から移動を始めて

義母がいる施設に着いたのは、夜の10時前だった。

 

義母の様子もさる事ながら、嫁さんと息子が思ってたよりもスッキリしているように感じた。

自分達が伝えたいことを伝えて、義母も受け止めてくれたからだったそうだ。

それを聞いて、嫁さんと息子の滞在延長の判断は間違ってはなかったと思った。

 

亡くなる前日、ちょっと気分転換に外に出た

雨が降ったり、晴れ間が出たり

変わりやすい天気だった。

息子にドーナッツを買って戻ろうとしたら、虹が掛かっていた。

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ちょっとジーンとして、落ち着くのを待って戻った。

 

色々な思い出が蘇ってくる

初めて嫁さんの実家を訪ねた日のことや

結婚の許しを得に行った日のこと

それからなんと言っても、息子が産まれてから1年余り

嫁さんと息子が大変お世話になったこと

嫁さんと息子がこちらに戻る時に、息子から手を離したくなさそうだったこと

 

心残りなのは、息子が産まれてから

こちらに遊びに連れて来れなかったこと

 

息子が自分に何度か聞いてきた。

「ばばちゃんは幸せだったのかなぁ?」

そう言われて、残っている写真や動画を見返した。

孫と過ごす義母の表情は嬉しそうだった

そんな時間を過ごすことが出来たんだから、きっと幸せだったと願いたい。