朝飯を食べて、ボーっとテレビを見ていると携帯が鳴った。
実家からだ。
「もう起きてる？」とお袋の声。
「今日、昼におはぎを作るから、こっちにいらっしゃい」
う～ん。今日は一日ギターを弾きまくるつもりでいたのだが・・・。
嫁さんが帰省中で、息子がしょうもない飯ばかり食べていると思ったのかわからんが
こんな時くらいしか親に甘えられないので、お言葉に甘えて昼前に実家に行くことにした。
実家に行って知ったのだが、今日は母方の祖父の命日だった。
お袋が結婚する前に亡くなっているので、僕は写真の中の祖父しかしらない。
祖父にとって僕は末孫。
どんな祖父ちゃんだったんだろうか？
実家に飾られている祖父の写真を眺めた。
実家で昼食を取った後、親父とホームセンターへ出掛けた。
親父は何でも自分でやってしまうような人で、僕が子供の頃は
家の壁を塗ったり、実家の駐車場を作ったり、ホント色々と自分でやっていた。
仕事を引退してからは、そこら辺が益々旺盛で
今は天気が良ければ毎日のように、僕の自宅の庭を弄りに来ている。
「たまにはお前も手伝わんか」と言われるが
「仕事で体を動かしているのに、家でも動かしていたら持たないよ」と言い訳を言っては親に甘えているのが実態だ。
夕食も実家で食べることになった。
「どうせだったら泊まっていけば？」とお袋
「いや、ワタシだってね、こんな時だからやりたいことっていうのがあるんですよ
」と苦笑いをしながら実家を出てきた。
」と苦笑いをしながら実家を出てきた。何気ない連休の中日。
こんな何てことのない日を愛しく感じることも、たまにある。
