Guitar野郎の日記

U2が好きなギター弾きの日記

古希の祝い

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その日の予定が決まり、その日を迎えるまでの間
ボーッと考えることがあった。

例えば嫁さんと息子が帰省から戻ってくる時は別として
両親と都内へ遊びに行くのって、いつ以来だろうか?
昔の写真なんかを見ていると、僕がまだ小学校の低学年か、まだ幼稚園くらいか
上野動物園だったり、銀座の歩行者天国と思われるところを歩いているものだったり
なんとなく、そんな感じのことは覚えているけど
最後に両親と都内へ一緒に行ったのは、たぶん小学校の低学年くらいかなぁ・・・


去年の年末に嫁さんから「お義父さんの誕生日どうしようか?」と言われた。
「う~ん、そうね」と何となく応えつつ
まぁいつもの感じだと近場で食事して、それでおしまいって感じかなぁ
って思っていたのだが「古希のお祝いだから、何かしようよ」と言う嫁さんに
後押ししてもらうような感じになった。

兄貴にも「ちょっとこんなこと考えているんだけど」と伝えて
その日に時間を作ってもらって。

今までって、自分が連れて行ってもらう立場だったのが
自分が連れて行って、案内する感じ。
ちょっと感慨深いものがあった。

高校生の頃は、親父との距離間を感じることが多かった。
田舎の祖父に電話をするときなんか、いつも「トオルはやっせん(ダメだ)」と
何だか告げ口をされるかのような気分で、嫌で嫌で仕方なかった。
かといって、一発逆転をブチかますやり方もわからないし・・・。
親としてみれば、奮起させたかったんだろうとは思うけれども・・・

自分の中で親父に対する見方が変わったのは、大学に入ってからだ。
親元を離れたということと、親元を離れて行ったところが両親の故郷だったということ。
自分のルーツについて色々と考える良い機会だった。
祖母から親父が高校生の頃の話なんかを聞く機会もあって
結構苦労していたんだ、ということを初めて知った。
親に対する見方が少し変わってから、何となく大学を卒業後は親の近くで働こう
そう思うようになり、今に至っている。


2/5に古希を迎える父に、ささやかながらお祝いをしよう
そんなわけで、2/1の土曜日に両親と兄貴と僕の家族とで
都内へと出掛けてきました。

嫁さんと息子とお袋が席を外している時に、親父が「ありがとうな」と
兄貴と僕に一言。

ちょっとは親孝行出来たかな。
そう願いたいところです。