夕べ大河ドラマを見終えてすぐに携帯が鳴った。
親父からだ。
「良い話じゃないんだけど･･･」
何となく緊張感が伝わってきた。
鹿児島に住む親戚に不幸があったとのこと。
丁度前日の親父の誕生日の日に実家に行った時に
うちの祖父やその亡くなった親戚が入院しているという話をしたばかりで
正直、親父からの電話を受けた時は「お祖父ちゃんか？･･･」と思ってしまった。
亡くなった親戚は、うちの母の従姉妹の旦那さん。
僕が学生の時に鹿児島で暮らしていた頃は、よく気に掛けてもらっていた。
ゴールデンウィークになると祖父の家に行くのが定番で
その時に、その親戚の家の畑仕事を手伝うことがお約束でもあった。
おじさんは足を悪くしていたので、何かしら小さなことでも力になってあげられていれば良かったんだけれども
まだ学生の自分には、自分のことで精いっぱいだったかもしれない。
いつだったか、おじさんの家の裏山に連れて行ってもらったことがあり
そこから見る桜島はとても大きくて感動したことを覚えている。
久しぶりに会ったのが僕の結婚式の時のことで、ずいぶんと年取ったなぁと思っていたけれども
あまりにも突然の訃報に、正直、言葉が出てこない･･･。
命が限りのあるものであることは頭では理解をしているつもりではいるけれども
またひとつ「自分の中の鹿児島」とサヨナラをしなければいけないことが、とても悲しいです。
今はただ、おじさんのご冥福を祈るばかりです。
本当にありがとうございました。安らかに眠りについて下さい。
